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フィグ・アジェスト(c00731)のブログ。キミはワタシを知ってるかい?
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死闘に来た筈が、どうした事か。
熱い湯が指先から足先から、弛緩させてくる。


奈落は幾らか知った地であった。
今では少しばかり、知らない景色が増えたのだろう。
この、温泉群だとか。

声を掛けて回る大きな女の姿に、
ぬくいところに浸けておくのは
”母”の習性なのかと、少し考えた。

身を包むぬくさは、また血の海かと思っていた。
冷えてしまったら、痛い程寒いだろうと、
それは嫌だなぁと、遠くで思った。
実際は温泉に揺蕩い、泥も血も流されていた。
どうやら、時間が経っても冷めそうに無い。

戦いの声が止んで、どうやら湿った空気も無く、
…いっそ賑わいを感じるくらいだから。
心配は無いのでしょう。
無いのでしょうけれど。
「…此れ余所の湯に行っても良いの。」

今暫くと思えば、早く治れと口元までぶくりと沈んでみて。
熱い湯が一際刺激する、細かい傷があるのを知る。
いつの傷か知れないのはいつもの事。
切り傷刺し傷が少ない分、幾らか早く治るのではないだろうか。

身に残るのは、打ち身が多い。
呆気なく振り払われ、衝撃に伸され、
届かなかった攻撃の分、増えた傷。

喉笛喰らうと息巻いていたのではないか。
全て壊すと、いつものように。
いつもより、歯が立たなかった。
唇の傷のどれかは、ざりと自ら噛み締めた時のだろう。
笑って、嗤って。
ワタシは戦うのだと示していなければ、
途方に暮れてしまいそうだった。

「……、くやしい。」






(年単位のリハビリ。とりあえず晒してしまおう精神)
(お疲れさまでした。今までで一番素晴らしい生死不明なう。)
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プロフィール
HN:
フィグ
年齢:
34
性別:
女性
誕生日:
1990/10/17
自己紹介:
 この作品は、株式会社トミーウォーカーの運営する『エンドブレイカー!』の世界観を元に、株式会社トミーウォーカーによって作成されたものです。
 イラストの使用権は作品を発注したPLに、著作権は『山田2』絵師に、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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